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既にご存知の方も多いかと思いますが、2024年1月22日にマーク・ミラー移民大臣は、学生ビザに関わるいくつかの重要な措置を発表しました。
その中には、2024年に見込まれる学生ビザ発行数が約36万件(前年比35%減)になることや、学生ビザ申請の新ルールとして、各州・準州からのattestation letter(認証レター)を提出する必要があることなどが伝えられていました。
この認証レターはPAL( provincial attestation letter )とも呼ばれていて、本日3月1日にBC州政府から以下の発表がありました。
BC州のAttestation letter(認証レター)システムは3月4日 (月) 開始
photo from BC州政府
学生ビザ申請に必須となったBC州の認証レター(PAL)システムが、2024年3月4日から始まります。
このPALはBC州から学校に送られ、その後学校から申請者に送信されるものになります。申請者は、学生ビザの申請書と一緒にPALを提出する必要があります。
また、PALの配分は、公立高等教育機関が 53%、私立機関が 47% となります。 この配分は、公立高等教育機関が留学生プログラムを維持しながら、今年および将来の成長を管理できるよう支援することに基づいているとのことで、承認される学生ビザの数を表すものではありません。
BC州の学生ビザの申請枠は83,000件
最初にも書いた通り、2024年に見込まれるカナダ全体の学生ビザ発行数は約36万件です。(前年比35%減)
そして今回の発表で、BC州の学生ビザの申請枠は83,000件となることが分かりました。2023年の申請数である約97,000件に比べると、約14,000件減るカタチとなります。(※念のためですが、承認数ではなく申請数です)
BC州のニュースリリースによると、カナダ連邦政府はこれまでの承認率に基づいて、2024年は約50,000件の学生ビザが承認されると予想しているとのことです。昨年のBC州での学生ビザ承認数は約60,000件ということで、今年はBC州で留学をする人が約10,000人ほど減るかもしれません。
BC州政府は、2024年に私立教育機関が受け取る学生ビザ申請数は2023年より27%減少すると予想しています。
学生ビザ申請でPALの提出が免除される人は?
以下のような一部の申請者は要件が免除されることがBC州政府のニュースリリースに記されています。
- 小中学校
- 修士課程(master’s )または博士課程(doctoral )の学生
- 有効な学生ビザorカナダ国内のワークビザを持ってすでにカナダに滞在している学生とそのカナダ国内の家族
- すでにカナダに滞在していて、滞在延長を申請している学生
- 2024年1月22日午前8時30分 (東部時間) までに申請が受理された学生
学生の保護を引き続き強化するために、今後さらなる措置が講じられる予定
以上になります。
BC州政府は留学生がこの州で質の高い教育を受けられるよう引き続き支援していくことを明言しています。
また、来年は、BC州の労働市場のニーズに合わせてプログラムをより適切にするための調整が予定されています。搾取を防ぎ学生の保護を引き続き強化するために、さらなる措置が講じられる予定とのことです。
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— バンクーバー現地情報?? (@LifeVancouver) February 25, 2024
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