カナダ西海岸にある都市といえば、我らがバンクーバー!北米有数の世界都市といわれ、「世界で最も住みやすい国」ランキングでもよく上位に入っています。
そんなバンクーバーには定番の観光スポットが多数存在していて、現地で暮らしている方はお気に入りの場所がたくさんあるかと思います。
それでは皆さん、バンクーバーの隣に位置する米国ワシントン州・シアトルの定番観光スポットはご存知でしょうか?
そこで今回は、シアトル最大の日本語情報サイト「ジャングルシティ」さんにシアトルで絶対に行きたい定番観光スポット5選を聞いてきました!
記事後半ではシアトルからバンクーバーへ旅行する方に向けて、LifeVancouver編集部が選ぶバンクーバーの5大観光スポットも紹介するので、チェックしてみてください。
ジャングルシティが選ぶシアトルの5大観光スポット
写真提供: junglecity.com
シアトルに初めて来る方に向けて、ジャングルシティさんが選ぶ「シアトルの5大観光スポット」をご紹介します!だれでも知っている定番ばかりなので、シアトル旅行の際はぜひ!
1.街のシンボル
スペース・ニードル(Space Needle)
言わずと知れた、シアトルのシンボル的存在のスペース・ニードル。高さ605フィート(184メートル)のタワーに宇宙船がくっついているような見た目から、「地球存亡の危機が来たら、てっぺんが宇宙船になって飛んでいくのだ」というジョークがあります。
チケットは結構高いのですが、地上520フィート(約158m)の展望台からシアトルを一望できる上、世界で唯一の360度回転するガラスの床の展望台を歩くというスリルも味わえるんですよ。
シアトル万国博覧会(World’s Fair)が開幕した1962年4月21日にオープンして以来、何かあればてっぺんにいろいろな旗が掲げられて、街全体を盛り上げる役目も担っています。
2.いろいろ詰まったおもちゃ箱のような市場
パイク・プレース・マーケット(Pike Place Market)
写真提供: junglecity.com
シアトルに来た人は必ず立ち寄るのが、1907年にオープンし、今や米国で最も歴史の長い公衆市場となったパイク・プレース・マーケット。
いろいろなお店が詰まったおもちゃ箱のようなマーケットですが、魚投げとフィッシュ哲学で有名な魚屋、スターバックスの1号店があることで、観光客をひきつけています。そうそう、口に入れて噛んだガムをなすりつける、世界一汚い観光スポットと言われたガムウォールがあるのもこちらです(笑)。
このマーケットの歴史には、戦前に日本からシアトル地域に移住した日本人の移民も深く関わっているので、「シアトルの観光スポット:パイク・プレース・マーケット」をご一読いただくとともに、マーケットを訪れた際は正面入口の天井近くに展示された日系の歴史を伝える切り絵作品をご覧になってみてください。
マーケットで食べられるグルメは「シアトルで食べておきたい!パイク・プレース・マーケットのグルメ10選」もご参考に。
住所:Pike Place Market
【公式サイト】
(ジャングルシティの関連ページ)
シアトルの観光スポット:パイク・プレース・マーケット
シアトルで食べておきたい!パイク・プレース・マーケットのグルメ10選
3.スターバックス1号店&ロースタリー1号店(The First Starbucks)
写真提供: junglecity.com
パイク・プレース・マーケットの一角にある、世界企業スターバックスの1号店。1971年の創業当時に使われていたロゴ(胸を露出した人魚の下半身の魚部分が左右に分かれているリアルな絵)が目印です。夏は特に観光客の長い行列ができているので、すぐに見つけられるはず。
小さな店舗は、座る場所はなく、ドリンクやお土産を買うだけ。特にこの店舗でしか販売されていない 『Pike Place Market』 の文字が入ったマグカップなどはお土産に人気。店の前でミュージシャンらによるパフォーマンスが楽しめることもあります。
写真提供: junglecity.com
この1号店から9ブロック離れたところにあるのが、希少価値のある高級コーヒー豆のライン 『スターバックス リザーブ®』 の焙煎工場を中心に備えたリザーブ®・ロースタリー・アンド・テイスティング・ルームです。
高級ラインを打ち出したスターバックスの新しい旗艦店で、2014年のオープン以来、観光客でにぎわっています。工場が大好きな人はぜひ! 巨大な焙煎機から出てくる焙煎されたばかりの豆を見たり、焙煎機からチューブを通ってきた豆がザラザラとサイロの中に落ちていく様子が間近で見られます。
住所:1912 Pike Place, Seattle
【The First Stabucks 公式サイト(Pike Market Place)】
ロースタリー1号店(Starbucks Reserve Roastery and Tasting Room)
住所:1124 Pike St, Seattle, WA 98101 アメリカ合衆国
【公式サイト】
(ジャングルシティの関連記事)
ファンがシアトルで行くべき、9つのスタバ
4.大観覧車
シアトル・グレート・ホイール(Seattle Great Wheel)
写真提供: junglecity.com
2012年6月末にウォーターフロントのピア57にオープンした観覧車。全長175フィート(約53メートル)は西海岸最大で、年中運営している観覧車の中では全米最大規模なんです。
15~20分かけてピュージェット・サウンドやダウンタウン、スペース・ニードルなどの景色を楽しめるようになっていて、中には座席が革張りで床がガラス張りになっているVIP専用ゴンドラもありますよ。海の方を回る時は、結構スリルがあります。
住所:1301 Alaskan Way, Seattle, WA 98101 アメリカ合衆国
【公式サイト】
(ジャングルシティの関連記事)
シアトルの展望スポット 9選
5.シアトル・マリナーズ観戦
写真提供: junglecity.com
カナダのバンクーバーB.C.から一番近いメジャーリーグの球場と言えば、シアトル・マリナーズの本拠地 T-Mobile Park。マリナーズはかつてイチローさん(現在はマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター)など日本人選手がプレーしていたこともあり、日本人にはとても馴染み深いチームです。
2022シーズンは21年ぶりにポストシーズン出場を果たし、来年に期待がかかります。カナダ唯一のMLBのチームであるトロント・ブルージェイズと対戦する時は、球場内がブルージェイズの青い帽子をかぶったファンで埋め尽くされますよ!
住所(T-Mobile Park):1250 1st Ave S, Seattle, WA 98134 アメリカ合衆国
【公式サイト】
(ジャングルシティの関連ページ)
シアトル・マリナーズ 試合観戦ガイド
LifeVancouverが選ぶバンクーバーの5大観光スポット
バンクーバーにお住まいの方ならもうご存知かと思いますが、バンクーバーはアジア系の移民も多く暮らし、多様な文化が共存している街です。
ダウンタウンでショッピングや世界各国の食を楽しむのはもちろん、都市部からちょっと郊外へ行けば大自然も気軽に楽しめ、サイクリングやハイキングなども大人気です。秋は街が紅葉で彩られ、冬にはスキー目的でバンクーバー郊外のリゾート「ウィスラー」を訪れる方も多い印象です。
ここからは、バンクーバーに初めて来る方へ向けて、LifeVancouver編集部が選ぶバンクーバーの5大観光スポットを紹介したいと思います。
今回は「ド定番」ともいえる場所を選んでいるので、バンクーバー旅行の際にはぜひ訪れてみてください。
1.年間800万人以上が訪れる都会の緑のオアシス
スタンレーパーク(Stanley Park)
バンクーバーのダウンタウンにある400ヘクタールの広大な公園がスタンレーパークです。そう、ダウンタウンに自然豊かな超巨大公園があるんです。
観光客だけでなく地元の人たちにも大人気の場所で、自然を楽しみたいときに気軽に遊びに行くことができます。スタンレーパーク内では友人や家族と散歩をしたり(海岸沿いに長い遊歩道があります)、ジョギング、サイクリングを楽しんでいる人を多く見かけます。
「シアトルから行ってみたいけどサイクリングするにも自転車が無い」という方もご安心ください。スタンレーパーク近くにレンタルバイクショップが多数あります。
公園内にはバンクーバー水族館やローズガーデンなど様々な観光スポットがあり、公園の東にはカナダ先住民のトーテムポールが並ぶ人気の写真撮影スポットがあります。そのトーテムポールがある場所あたりから見えるダウンタウンの風景も名物の一つです。時間があれば、日中だけでなく夜のダウンタウンの風景も見てみて欲しい場所です。
住所:Vancouver, BC V6G 1Z4
【バンクーバー市のスタンレーパークページ】
(LifeVancouverの関連ページ)
事前にチェック!スタンレーパーク内の人気観光スポット6つ
2.オシャレな雰囲気。ショッピングや食事の他に夜の灯りも楽しみたい
ガスタウン(Gastown)
バンクーバー発祥の地といわれるガスタウン(ギャスタウンとも呼ばれます)。レンガ造りの建物が並び、歩道が石畳になっていて、バンクーバーの中でも特にオシャレな雰囲気が楽しめます。
ダウンタウンにあるウォーターフロント駅から歩いてすぐのところにあるため、観光地として非常に人気です。ギフトショップや地元民にも人気のレストラン、カフェなどがずらりと並び、世界でただ一つといわれるアンティーク調の蒸気時計「Steam Clock」の前はいつも観光客で賑わっています。
夜の灯りもとてもきれいでガスタウンの雰囲気がガラリと変わるのですが、ガスタウンにはあまり治安がよくないエリアも存在するので、夜はなるべく一人では歩かないようにしてください。
3. マーケット好きはマスト!
グランビルアイランド(Granville Island)
グランビル橋の下にある「グランビル・アイランド」は、バンクーバー・ダウンタウンからバスで気軽に訪れることができる人気の観光スポットの一つです。けっこう広いので、ガッツリ楽しもうと思えば半日くらいはかかるかもしれません。
グランビルアイランドで特に有名なのはパブリックマーケットで、 「これぞ海外のマーケット!」という雰囲気を味わうことができます。新鮮な野菜果物はもちろん、お肉屋さん、お魚屋さん、ベーカリーやフラワーショップなどがマーケット内にあり、いつも人で賑わっています。
また、マーケット内にある Lee’s Donuts はいつも行列ができるほど人気です。
その他にもグランビルアイランドにはかわいい雑貨やキッチン用品が買えるお店や、オシャレなレストランが数多くあります。子どもたちが喜ぶキッズマーケットもあるので、ファミリーで訪れてもOK!日本酒がお好きな方にはアイランド内にある「日本酒蔵Artisan SakeMaker」をオススメします。
特別な人へのお土産を探す場所としても最適です。
住所(パブリックマーケット):Public Market, 1689 Johnston St, Vancouver, BC V6H 3R9
【公式サイト】
(LifeVancouverの関連ページ)
【グランビルアイランド】7つのエリア別、大人気観光スポット特集
4. バンクーバー民の憩いの場所
イングリッシュベイ(English Bay Beach)
ダウンタウンからバスで気軽に行くことができるバンクーバー民の憩いの場といえば、イングリッシュベイです。天気の良い日や週末には、芝生に寝転んだり、太陽を浴びながら本を読んだり、友人といっしょにビーチバレーをしたり、ビーチ沿いを散歩したりと、みんな思い思いの時間を過ごしています。
毎年夏には国別花火大会 Celebration of Light の会場にもなっていて、非常に多くの人が集まります。天気の良い日の夕暮れどきには、茜色に染まったような空を眺めることができるかもしれません。
ちなみにイングリッシュベイのそばには花崗岩を積み上げて人間の形をしたイヌクシュク(Inukshuk)があり、なんと高さは6メートルもあります。イヌクシュクは、2010年のバンクーバー冬季オリンピックの公式エンブレムのモチーフになったことでも知られています。ぜひ写真を撮りに行ってみてください。
5.バンクーバーで最も賑わうショッピング通り
ロブソンストリート(Robson Street)
バンクーバーで最も有名なショッピング街、ロブソンストリート。ダウンタウンの中心部に位置しているので、訪れやすさも魅力です。ギフトショップ、カフェ、カジュアルな飲食店、RootsやLululemon、Aritzia、Herschel Supply Co. など有名ブランド店舗が数多く並び、欲しいものがロブソンストリートで一通り揃ってしまうかもしれません。
日本発のMUJI(無印良品)やテツおじさんのチーズケーキの店舗もあり、日本の食料品を取り扱うみんなのコンビニ屋も人気です。さらにラーメン屋やとんかつのお店など日本食のレストランもロブソン沿いに多くあるため、「バンクーバーで日本を味わいたい!」という方にもオススメできます。
今日は快晴のバンクーバー。外を歩くとまだまだ暑いですね。こちらはロブソンストリートの写真です。 pic.twitter.com/MCbgfKmUwd
— バンクーバー現地情報?? (@LifeVancouver) August 30, 2022
まとめ:バンクーバー在住の方はシアトルの定番観光スポットをお見逃しなく
ということで、バンクーバー在住の方でまだシアトルの定番観光地へ行ったことが無い方は、ぜひ行ってみてください。そしてこの記事をバンクーバーではないところから見てくださっている方も、シアトルやバンクーバーを訪れる際はぜひ参考にしてみてくださいね。
LifeVancouver は、シアトルとバンクーバーの日系コミュニティをもっと盛り上げるために、シアトル最大の日本語情報サイト「ジャングルシティ」さんと引き続きコラボして、シアトルとバンクーバーの情報をもっとお届けする予定なので、お楽しみに!
シアトル最大の日本語情報サイト junglecity.com
junglecity.com(ジャングルシティ)さんは、シアトルを中心とした米国北西部(ノースウエスト)の情報サイトです。1998年に「シアトルとノースウエストの素晴らしさを日本語で伝えたい」という思いから誕生し、今では「シアトルといえばジャングルシティ」と言われるほどに信頼の厚い日本語情報サイトとなっています。
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